こめお 衛生記録なしのずさん管理について謝罪 港区にも問題があったのでは?

※動画が削除または非公開となっている場合があるため、以下に事件の要点をまとめています。

こめお 衛生記録なしのずさん管理について謝罪 港区にも問題があったのでは?

麻布十番納涼まつりで提供された「冷やしカニラーメン」を原因とする大規模な集団食中毒問題で、新たな事実が判明しました。患者数が120人を超える事態となる中、店舗側が法律で義務付けられている衛生管理の記録を一切行っていなかったことが明らかになりました。

深夜0時過ぎの取材に応じた店主の「こめお」氏は、日々の衛生チェックを行っていなかったずさんな管理実態を認め、カメラの前で謝罪しました。事件の最新状況とあわせて、保健所の営業許可のあり方についても波紋が広がっています。

義務化された衛生記録を放置「優先順位が下がった」

食品衛生法の改正により、2020年からは原則すべての食品事業者に対して、冷蔵庫の温度確認や調理器具の洗浄といった日々の衛生管理チェックおよびその記録が義務付けられています。しかし、こめお氏の店舗では通常の営業段階からこの記録を一切行っていませんでした。

専門家も「保健所に分かればすぐに指導対象となるレベルであり、あり得ないこと」と指摘する中、こめお氏は深夜の取材に対して以下のように言い訳と謝罪を口にしました。

多忙を言い訳にした管理不足と意識の甘さ

記録をつけていなかった理由について問われたこめお氏は、「つけないといけないという認識はあった」とした上で、「対応しなければいけない事項が増え、優先順位が下がってしまった」と釈明しました。

現場に立っていた自身の目視確認のみに頼っていたことを明かし、「根本的な衛生管理に対する意識の甘さがあった」と反省の弁を述べています。1歳の子どもを含む多くの被害者が出ていることに対し、「本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪しました。

港区の営業許可判断にも疑問の声「お弁当扱い」の穴

今回の食中毒騒動を巡っては、店側の管理体制だけでなく、出展を許可した港区(保健所)側の対応についても疑問視する声が上がっています。

通常、屋外の屋台営業では原則として直前に加熱調理を行わない生ものや冷やしメニューの提供は認められていません。しかし港区側は、「店舗内で調理し、お弁当のような形で店の前のテントで販売する形態」として申請を受け付けていたため、屋台の加熱ルールが適用されず許可が出されていたことが判明しました。

「冷やしカニラーメン」という商品のリスク

こめお氏自身も「1番は商品だった。今回の冷やしカニラーメンがお祭りの屋台に適していなかった」と振り返っており、特に“冷やし”という条件が食中毒を引き起こす要因になったとみています。

保健所の室内拭き取り調査では黄色ブドウ球菌も検出されており、清掃や手洗いの不徹底が浮き彫りとなっています。店舗で弁当スタイルにして外で売るという「制度の抜け道」のような形態を保健所が許可していた点についても、今後の行政側の審査基準の見直しが求められそうです。

閉店も視野に「日本の飲食店の衛生意識向上を目指す」

店舗の営業停止処分期間は終了したものの、消毒作業を進めつつ、今後の営業再開については「閉店も視野に入れている」と明かしました。

一方で、「自分から料理を取ったら何も残らない。いつかはまたお客様の前に立ちたい」と料理人としての再起への思いも語っています。さらに今後は、自身の実体験を発信していくことで「日本の飲食店全体の衛生管理に対する意識向上に貢献したい」との意向を示しました。

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